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エレベーター設置の決まりとは?


マンション選びの際に”エレベーターの有無”はとても大事な要素ですよね。2階以上の部屋を選ぶ際にエレベーターがあるのとないのとでは利便性が大きく変わります。そんなエレベーター設置の基準や有無のメリットデメリットを解説していきます。



1:エレベーター設置の基準について

2:エレベーター無しのメリットは?

3:デメリットはやっぱり”しんどさ”


 

1:エレベーター設置の基準について


賃貸物件を探していると5階建てなのにエレベーターが無かったり、3階建てにエレベーターが付いていたりと様々な物件を目にするかと思います。


実はエレベーターを設置しなければならない基準が存在します。

それは階数でなく”高さ”がポイントとなります。建築基準法にて”高さ31m超”の建物に「非常用の昇降機」=「エレベーター」の設置が義務となっています。


ではこの”31m”の建物は、何階建てに相当するのでしょうか。これは、階数の高さよりも各階のフロアにおける高さが関係しています。各部屋の天井が高ければ高いほど階数は少なくなり、逆に低いほど階数は多くなります。一般的に31mの建物は7~10階に相当します。


言い換えると6階建て以下の建物にエレベーターの設置義務は無いことになります。しかし、5~6階に住んでいてエレベーターが無いのは利便性が低く入居者が集まりにくくなります。31mに該当していなくてもエレベーターが設置されている場合は、建物利用者や暮らす人の利便性を考えて設置されていることが殆どです。


例外として、サービス付き高齢者向け住宅等の高齢者向け住宅には3階建て以上であればエレベーターの設置義務があります。



2:エレベーター無しのメリットは?


賃貸物件にエレベーターが無い場合のメリットは、


・家賃が安く設定されている

・エレベーター待ちの時間がない

・災害時の脱出リスクが少ない

・エレベーター稼働の騒音が無い


と考えられます。

やはり一番は家賃が安くなる傾向にある点が挙げられます。また、階数が上がるほど家賃が安くなるケースが多々見られますので階段での上り下りが苦でなければよい選択肢になります。


また、エレベーターが無い分、設置費用をはじめ、維持・点検の費用がかからないため管理費も安くなります。



3:デメリットはやっぱり”しんどさ”


エレベーター無しのデメリットは


・毎日の昇り降りが大変

・荷物の運搬が面倒

・引っ越し時の家具搬入が大変


となっています。


やはり毎日の通勤・通学、買い物の際に階段を利用しなければなりません。調子が悪い時やけがをした時は一層のしんどさを感じるかと思います。反対に運動になるから良いという意見もあるようです。




引っ越しの際や荷物の多い日は大変ですが、その分毎月のお家賃が抑えられ日常的な運動になメリットもあります。

ご自身のライフスタイルや希望の条件を再度確認して、エレベーター無しの物件を視野にいれてみるのはいかがでしょうか?



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