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管理費ってそもそも何?




賃貸物件の場合、家賃のほかに「管理費」や「共益費」が発生することが殆どです。その金額も物件によって様々です。そこで、今回は賃貸物件の管理費(共益費)とは何か、そしてその金額がどういった基準で設定されているかについて解説していきます。



【管理費は何に使われるか】

・エントランスや廊下などの共用部分の電気代および維持費

・その他共用部分で発生する費用や諸修繕費

・建物共用部の清掃維持費


このように管理費は物件を管理するのに使われます。ですが、中にはまともな管理も無く、清掃もできてないのに、管理費はしっかりとっている場合もあります。だからと言って「この物件は管理費が高いからやめよう」と考えるのは早計です。本当に良い部屋を見逃すことにもなりかねません。管理費に見合った管理がきちんとされているかどうか、内覧(内見)でしっかり確認しておきましょう。担当者さんに聞いてみるのも1つの手です。



【管理費は同じマンションでも一律ではない】

管理費はマンションのどの部屋も同じだと思われがちですが、実は部屋によって金額が変わってくる場合があります。主な理由は以下の2点があります。


・床面積に応じて決まる

広い部屋ほど管理費の負担割合が大きくなります。全号室が同じく設定されているマンションもありますが、号室別に面積が大きく異なる場合、管理費もそれに合わせて変動するのが一般的です。


・入居時期に応じて増減される

賃貸物件は売買物件より居住期間が短い方です。そのため多くの人たちが引っ越しをする繁忙期が存在します。繁忙期は主に1~3月です。逆に人がほとんど移動しない閑散期もあります。主に8~10月です。この時期は大家さんや管理会社が空室を埋めるため、家賃を安くみせるために家賃と管理費のバランスを調整します。管理費をあげて家賃を安く見せるというからくりです。つまり、繁忙期に入居したか、閑散期に入居したかによって管理費の差が発生するということです。



【管理費込み物件の注意点】

物件によって「管理費込み」という場合もあります。これは家賃に管理費が含まれているため、家賃が高く設定されています。


ですが、家賃も管理費も毎月支払われる費用ですので、合算した金額が同じであれば、管理費が別でも込みでも大きな影響はありません。合算金額が同じ条件の物件と比べてどれぐらい差があるか確認してみましょう。


ただし、管理費込みの物件の場合「敷金」「礼金」「仲介手数料」に注意が必要です。これらは一般的に家賃の1ヶ月分から算出されます。そのため、初期費用が高くなる傾向となります。



【まとめ】

・管理費は、床の面積によって異なる

・管理費は、入居時期により増減される可能性がある。

・管理費は、大家さんや管理会社の判断で決まる

・管理費と家賃は合算して比較することが重要
















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