top of page

アパートとマンションの違いとは?



”アパート”と”マンション”、どちらもお部屋探しの際によく見る単語ですよね。集合住宅と言えばこの2つに分類されるでしょう。賃料や設備の違いはあるのでしょうか。一緒に確認していきましょう。



 

1:”アパート”と”マンション”の違いは?


早速ではありますが、アパート・マンションの違いはコレという定義は決まっていません

実は、アパート・マンションについて明確に定められた定義はなく、物件を取り扱うオーナーや管理会社、不動産会社等の規定によって分けられていることが殆どです。実際に不動産登記簿謄本にはアパート/マンションの区分は記されておらず、構造に関する表記のみとなっています。


さらに、マンション・アパートの他に

・コーポ

・ハイツ

・メゾン

・ヴィラ

・レジデンス

といった様々な呼び方が存在しています。どれも明確な基準で分けられているものではなく、語感の良さや取り扱っている不動産屋やオーナーさんの裁量で決められています。


しかし、業界ルールや法律で統一されていないだけでマンション・アパートの判断基準はある程度存在します。一例をご紹介していきます。



【マンション】


鉄筋コンクリート造(RC)、鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)で造られた集合住宅を指す場合が多く見られます。階数については低層~高層まで幅広く存在します。


次項で紹介するアパートと比べると構造的に建物の強度・建築材料に起因する防火性や防炎性が高くなります。また、エレベーターやオートロック、宅配ロッカー、モニター付きインターホといった設備が整っている事が殆どです。その点、アパートと比較すると管理費/共益費が高くなる傾向にあります。


マンションは建物自体の耐震・耐火性が高く、設備がしっかりしていますが、コストがかかっているため賃料が高くなる一面を持っています。



【アパート】


木造、軽量鉄骨造、鉄骨造等で造られた集合住宅を指す場合が多く見られます。階数については構造上2~3階程の低層住宅になります。


アパートは構造上、建築コストを抑えて作られます。そもそもの家賃が安く抑えられ、付随する管理費/共益費もマンションと比較すると安くなる傾向にあります。しかし、マンションに比べると構造上、気密性の低さや強度、耐震性について劣ってしまう点があります。進化し続けている工法や材料で年々改良されていますがマンションと比較すると弱みになる点は否めません。


家賃や駐車場にかかる賃料等を抑えることが出来る反面、強度や防音性、防犯性についてはマンションに1歩及ばない点があります。





2:お部屋選びに迷ったときは


アパート、マンションそれぞれの特徴をご紹介しました。では、どちらを選ぶのが良いのでしょうか。お探しの条件は人によって多種多様な為、どのような人に向いているのかをご紹介します。


【マンション】


鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリート造が多く採用されているため、騒音・生活音が気になる方に向いています。また、分譲マンションであればウォークインクローゼットや浴室乾燥、独立洗面台など設備が整っている場合が多くみられ、設備重視で探される方にオススメです。併せてセキュリティ面でも安心です。また、建物自体の戸数が多い為ご近所付き合いが少なく、静かに暮らしたい方に向いています。



【アパート】


立地・築年数・お部屋面積等の条件を比べた時にマンションよりアパートの方が賃料・初期費用が安くなる傾向にあります。引っ越し費用をはじめ毎月の賃料を抑えることが出来ます。リフォーム済のお部屋を狙うことで新築同様のお部屋にかなりお得な条件で入居できるケースが多々見られます。加えて、住居戸数が少ない為近所付き合いがしやすく、困ったときに助け合いやすい環境にあります。





3:大事なのはお部屋に求める条件


アパート、マンションの違いをご紹介させていただきましたが、お部屋探しの際に最も大切なのは、お部屋に求める条件とその優先順位、妥協できる点まで明確にしておくことです。賃料はお部屋の設備や建物の築年数、立地と深い関係があります。全てを好条件とすると予算を簡単に超えてしまいます。


ご自身で明確に決められている方は勿論、自分の基準を見つけたい方はぜひ店頭もしくはオンラインでご相談をお待ちしております。




bottom of page