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物件の見方【駅徒歩の秘密】



賃貸物件を探すときに、駅やバス停・スーパーからの距離を確認しますよね。その際に”徒歩〇分”という表記を見かけますが、実際に歩いてみるとかかる時間が違うという声もあります。何を基準に徒歩でかかる時間が設定されているのでしょうか。一緒に確認していきましょう。



1:”徒歩〇分”の基準とは

2:徒歩所要時間はあくまで目安

3:まとめ


 

1:”徒歩〇分”の基準とは


”徒歩〇分”については「徒歩所要時間」と呼ばれています。

距離80mにつき1分として計算し、1分未満は切り上げることになっています。

これは「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」にて定められているのです。


実際に歩いてみると、書いてある所要時間よりも時間がかかる場合が多いかと思います。

それは以下のような理由が原因となっています。


★坂道や階段、信号待ちの状況が考えられていない

駅から建物までの道中に、信号や坂道があるとどうしても時間がかかってしまいますよね。そのような要因は考慮されていないので実際の所要時間と乖離してしまいます。


★駅は出入口から、建物は敷地の橋から計測されている

大きな駅や地下道がある駅は移動距離が大きくなりますが、計測が始まるのは駅の出入り口になります。物件の場合はエントランスではなく建物敷地内の端になるので注意しましょう。


駅や建物が大きいと体感時間と徒歩所有時間のズレは大きくなります。

また、歩く速さは勿論、信号の量や階段、道の傾斜によってかかる時間は大きく異なります。”徒歩〇分”はあくまでも参考にして、実際に見てもらうのが一番です。最近はGoogleMapでの確認をされる方も増えています。



2:徒歩所要時間はあくまで目安


最寄り駅から住まいまでの徒歩時間は人によって感覚が全く違いますが、共通しているのは自分にとって無理のない時間であることです。


”徒歩10分”であれば駅近の部類に入ります。距離に換算すると800mとなり、普段の往復でも無理のない距離ですね。”徒歩20分”ともなると距離は1.6km。往復だと3km以上になります。その中に見えない要因があって、かかる時間は2割ほど増えると考えた方がよさそうです。


中には最短コースがあったり、商店街のアーケードがあったりと歩きやすくてかかる時間が早くなる場合もあります。途中にお店が立ち並んでいると体感時間が短くなる傾向もありますよ。



3:まとめ


徒歩所要時間は最短の道路距離を元に測った時間ではないので、実際に歩いて確かめないと分からない点が多々あります。

余裕があれば物件を決める前に一度歩きに行ってみることをオススメします。

また、リモート内覧の際にはスタッフより周辺環境、周辺道路のお写真や動画をお送りする事も可能です。















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